
永年単一車種に乗り続けるとその車独特の常備品や、必需品が次第に増えてきます。久しぶりにトランクの整理を兼ねて広げたついでに≪便利グッズや車載のアレコレ≫と≪オリジナル・ディテール≫をご紹介いたします。 @エアジャッキ これぞハイドロ・シトロエンの為にあるようなジャッキです。CXのジャッキアップには要注意、頑丈そうに見える2本のペリメーターフレームは、鉄板を重ねた構造で案外局所的な応力には弱いのです。門外漢がジャッキを掛けるなどもっての外、ペリメーターフレームが捩れる事で直進を保つ様に設計してあり、これが狂うと修正不能で『蟹の横ばい』状態になります。しかし脱輪や泥濘で、やむを得ず指定の場所以外にジャッキを掛けざるを得ない場面で活躍するのがエアジャッキです。ジャッキポイントを選ばず、車の下回りにも優しくて、おまけに地形や地質も選ばないバルーン型、持ち上がったら前後左右に転がして移動可能と万能選手。また、エンジン故障の際にはどうでしょう?高圧ポンプが稼動せず車高も上がらず、一般的なジャッキでは入らない事もありますが、バルーン型なら心配無用。潰しておいて下に入れ、他車の排ガス借用で膨らませれば持ち上がります。ジャッキが掛け難い雪道でも重宝しますね。金属製のジャッキに比べ、断然軽くて力も不要なので女性にも歓迎されそうです。積雪路にも縁が無く、ハイポンプの故障も未経験なので幸い使う場面はありませんが、トランクにあるというだけで保険の如くに安心できます。
Aお爺さんのトランク ハードケースやキャリア型トランクが全盛の御時世で、いまではトンと見掛けなくなったクラシカルな洋行用の!皮製トランクですが、クラシカルなCXにはとても良く似合います。納屋で眠っていたものを発見し、紛失しがちなスペアパーツの整理・格納に重宝しています。入っているのは今でも新品状態の純正工具をはじめ、全種類Vベルトにクロスレンチ、ジャンプコードに各種電球やらフューズ一式、ワイパーの予備やパンク修理剤などですが、ビニール袋には<何度も痛い目にあった>後遺症か、10個もの!リレーが納まり、ハイポンプ用のダンパー・カップリングまで入っています。これだけ揃うと<故障の神>も、恐れを成してか近寄りません。漏れると被害を蒙る液体関係は別の箱に整理です。LHM、エンジンオイル、LLC、バッテリー補充液、水タンク…日頃快調だからと侮るなかれ、おさおさ油断は禁物です。
Bオイル スペアタイヤの窪みにはジャッキやクランクが収まりますが、LHMの角型ボトルや1qtのエンジンオイルがピッタリ納まる事を御存知ですか?大変便利なので是非ご活用下さい。ここにはエンジンオイルを常備していますが理由は簡単、ディーゼルエンジンのオイル消費は500km/Lで、何と給油時期とシンクロです。計った様に正確で、燃料補給毎に注入しますが、特に外気温が低い冬場にはエンジンルーム内で適度に温まった状態が硬目のオイル注入には大変都合がよいのです。何故か西武自動車の当初指定銘柄はVALVOLINEでしたので何時も常用していましたが、何時頃からかTOTALやPENZOILも純正指定に加わりました。ここ暫くはPENZOILを使い続けていましたが、何となく消費量が増加傾向を示したのでVALVOLINEに戻しました。マセラティーのページにも記しましたが、旧車に100%化学合成油はもっての外、能書き立派で高級と称する各種のオイルも出回っている昨今、迷いはしますがエンジンオイルもエンジン開発時期に合わせたレベルが最適のようです。
Cワイパー CXのシングルワイパーは乗用車では世界初のものでしたが、当時としては異例に長く60cmもありますね。今では珍しくもありませんが、こんなに長いブレードは何処を探しても皆無でした。ディーラーの販売価格も法外で、二昔も前なのに1本10000円近くもしたのです。何とか延命策を講じるべく対策したのがワイパースタンドです。効能は駐車中のワイパーがウインドガラスに張り付く事を防止して、ワイパーゴムの寿命を延ばします。張り付いたままで作動を開始すると、ワイパーゴムに積った砂などでフロントガラスにキズが付き易くなりますが、これも防止するという画期的なものでした。スイッチONで自動的に解除され、普通に作動を開始できるのです。お陰でフロントガラスはワイパーの擦り傷も無く異例の無傷、屋内保管の相乗効果もあってかゴムも傷まず、これまでブレード交換はたったの3回!今でも便利に使っています。
Dオリジナル・ディテール どんな車でも旧くなると細かいパーツが紛失します。特に旧いシトロエンの接着剤は芳しくなく、当初は付いていたパーツが何時に間にか無くなっているなどと言う事がよくあります。エクステリアは条件が厳しい事も重なり、オリジナルを保つにはそれなりに手が掛かります。紛失防止の意味で予め取り付け直すことがお勧めですが、その後の扱いにも丁寧さが求められます。ここでは一例としてしてオリジナル状態のウインドフレーム下端の<ゴムカバー>とアンテナを水平に倒した時の傷防止用<先端キャップ>その他をご紹介します。普段から無いのが通常と思われていた向きには参考になろうかと思います。雨天走行翌日で、汚れが目立つのは平にご容赦のほど。
サイドシルをカバーする<スカッフプレート>やドアパネルの<サイドモール>、それに<レインモール・エンドガーニッシュ>もオリジナルを保つのが難しい部品です。サイドモールは接着仕様なので浮き上がっているようなら紛失する前に付け直しておく事をお奨めします。豪雨台風のさなか、全車アクアプレーニングでスピードダウンしたところに『悪天候に滅法強いシトロエン躍如』とばかり追い越し車線を飛ばしに飛ばし捲り、高速走行中に大音響!と共にレインモールが吹き飛んだと言う笑えぬ体験もありました(20年前は若かった?)。加えて事故に遭うと多くのエクステリアパーツが既に欠品で、オリジナル性を失うこと必至です。失って始めて気が付く<何気ない部品>の重要性は、つくづく日頃の慎重な運転とメンテナンスが大切な事を教えてくれます。 (scuffplate1〜2、doormall1〜2、endgarnish1〜2)
これまで述べた以外にも各種のモールやバッジなど、オリジナルとは異なる状態の固体も多く、気が付き次第ご紹介して参りたいと存じます。他モデルについても可能な限り検証したいと願っておりますので、是非皆様の投稿をお待ちしています。 |
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